迫り来るウルビダシュートから瞳子パパを庇ってどてっ腹に一発喰らったヒロト。
(いろいろあったけどそれはひとまず置いといて)オレにはたったひとりの父さんなんだ！ と言うヒロトにウルビダその他メンバーもハッとする。ヒロトの回想によると彼らジェネシスは孤児で施設（瞳子パパ経営？）にいたらしい。それよりちびウルビダむちゃくちゃカワイイな！ ウルビダほかのメンバーがキャッキャと楽しげに遊んでるなか、ヒロトだけぽつんとブランコに乗ってしょぼくれてるのは、もしかしてハブられてんの？ そういやヒロトってみんなの大好きな瞳子パパの死んだ息子の名前を貰うとか特別待遇っぽいから、パパへの思い入れの強いウルビダに内心嫌われてたりなんかして。とりあえずウルビダと仲間達は裏切られた憤りよりもなお強いパパへの愛を思い出して一件落着……なのか？

今やすっかり正気に戻った瞳子パパが語る衝撃（そうでもない）の真実！ パパにはヒロトという実の息子がいて、海外へサッカー留学中に謎の死をとげたのだ！ って効果音からすると交通事故だ。そうか…影山のしわざだな！ キャプ翼といいサッカー世界って交通事故が多すぎじゃね？ ヘタすりゃ殺人より件数多いかも。むろんパパは真相究明を訴えだが、事件にそこの国の政府要人の息子が関わってたそーで強引に事故死として処理されてしまった。むー、その要人息子ってヒロトと同じサッカーチームに所属していて、ポジション争いでヒロトに負けそうになって焦りまくり、権力で邪魔者を消したとかじゃないの？ ところで元ヒロト（実の息子の方）と現ヒロト（グランの方）ってあり得んくらいソックリだな！ 実は双子の兄弟とか、遠縁だったりしないか。

おひさま園という孤児院を作り、自分を父と慕う園児たちとふれあっているうちに、息子を失った哀しみや喪失感も次第に薄れ、立ち直った瞳子パパ。ここまではイイ話だー。例の隕石が落下するまではな！ エイリア石のせいで心の奥底の復讐心に火がついてしまったパパ。息子の復讐はまだしも世界支配はどうかと思うぜ。どうやら完全に危ない洗脳石っぽいなエイリア石。そういや真帝国学園の不動もエイリア石のカケラであの源田とペンギン1号じゃねえ佐久間を洗脳したんじゃなかったっけ。それより鬼瓦警部、己の行状を深く悔いる瞳子パパを上方から見下ろし、小馬鹿にしたように鼻で嗤って姿を消したあの紫まぶた男を早く確保するんだ！ 実はこいつが一番悪人じゃね？ そんで影山とも繋がってるんだろ？ その証拠にヤツが立ち去ると同時にエイリア本拠地がRPGのラスダンみたく崩れだしたぞ。

お約束通り間一髪で脱出に成功したイナズマキャラバン。
「警部。ジェミニストーム、およびイプシロンの子供達を無事保護しました！」
なにィ!? こどもたちだと!?
するってーとなんですか、デザーム様も「子供たち」なのか――!? あり得ん…。
ってバーンやガゼルさんはどーなったん？ まさか捕獲いや保護し忘れたとか……。
瞳子パパが逮捕されたので瞳子監督は雷門を離れることを決意。パパがムショから帰ってくるまでヒロトたちと一緒に暮らすんだって。よかったじゃんヒロト。父さんが昔の優しい父さんに戻ったうえに、姉さんまで戻ってきて。って監督もしかしてウルビダには「お姉さま」って呼ばれてるんじゃ……！ なんか萌えた。

雷門学園に戻ったらなんか妙にアヤシゲな霧に包まれてるぜ。霧の中からさっき逃げた紫まぶたの男が登場。はぁ？ 最後の戦いが残ってるだと？ ってなにやってんの風丸。逃げたクセにエイリア石で洗脳されてんじゃねーよ！ いや、そんなことより染岡さんのモミアゲが大変なことになってる！ 吹雪が呆然として叫ぶくらいに！

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最終決戦ジェネシス後編。エイリア石を利用して強くなったのは雷門もジェネシスも同じ。それに雷門も弱い者を切り捨て、より強い者に入れ替えることで強くなったよね、と瞳子パパに指摘され、キャプテンはブチ切れた。「あいつらは弱くない！オレが証明してやる！」と単独でイノシシのよーに特攻する姿は、図星をつかれて逆上してる風にしか見えないぞキャプテン。一人で空回りしまくったあげく、余裕綽々のヒロトにキーパーに戻りなよ円堂君とか言われる始末。ゴラァ、ヒロト！ お前立向居たんディスってんの？

ハーフタイムに瞳子監督に諭されるキャプテン。「一人では無理でもみんなの力を合わせれば、どんなことでも出来る。それを教えてくれたのは円堂君、あなたたちよ。」自分が立ち直れたのはみんなのおかげだと言う吹雪、俺たちもあの大仏ジジィにはマジ切れ5秒前だぜ豪炎寺、鬼道さんに加えて、「そいつらが弱くねえってことを証明しようぜ！」実際ぜんぜん知らん奴らだろうに爽やかに言い切った綱海さんかっけー。他のメンバーも力強く頷く。ここでみんなの心がひとつになった！ らしい。

絶対勝つぞー！と気合い入りまくりの雷門イレブン。あっという間にデスゾーン２で同点に追いつく。この世（イナイレ世界）で最も強いのは思い込みと熱血。ジェネシスが二点も失うなんて……呆然のヒロト。「仲間がいれば心のパワーは百倍にも千倍にもなる！」キャプテンの言葉に動揺しつつも、ヒロトその他二名は雷門ゴールへ一直線。父さんさえいれば仲間など必要ない！とか言ってるけど内心揺らいでるんじゃねヒロト。ヒロトらの放ったスーパーノヴァはムゲンザハンドを打ち砕き、そのままゴールへ…と思いきや後ろに回り込んだキャプテンのメガトンヘッドではじき返された。よりによってヒロトの目の前に。弾く角度考えてよキャプテン！ これも仲間を思う心なのか…？ いやあり得ない！と必死に否定しながら再度スーパーノヴァを放つヒロト。迫り来る必殺シュートに呆然としている立向居たんに、同じく後ろで片膝ついてるキャプテンが熱い檄を飛ばした。

「立て立向居！ 雷門のキーパーはお前だ立向居！ 雷門のゴールを守るのはお前なんだ！」綱海さんが「行けー！立向居！」仕上げに鬼道さん一ノ瀬土門で「立向居ー！」頑張れコールが続くなか、ついに立向居たんが立ち上がった。「みんなのゴールを…」昂然と顔を上げて「オレが守る！」と叫んでスーパーノヴァをがっちりキャッチ！ すかさずメガネがムゲンザハンドグレート３と命名。この先レベル上がる度に数字も上がっていくのかコレ。
茫然自失状態でピッチに膝をつくヒロトに瞳子パパが命じたのは、“リミッター解除”。「父さん!? そんなことしたらみんなが…！」と反論したとこ見ると、なんだかんだ言ってヒロトは仲間思いのイイ奴なんじゃね？ パパはそんなヒロトから指揮権をウルビダに移し、リミッター解除発動。瞳子パパの隣の紫アイシャドー男の「いよいよか…」ってつぶやきが非常に気になる。こいつヘタすりゃパパ以上に悪人なんじゃね？

「リミッター…解除！」ちょ、その胸の鍵穴みたいなのが解除装置だったんかー!? 使うと飛躍的に能力値UPするけど一定時間過ぎると肉体ボロボロな禁じ手だそうで。「お父様の望みは私たちの望み！ これがジェネシス最強の必殺技！」ウルビダはゴール前まで一気に駆け上がり、宇宙服を着込んだ五羽のペンギンを召喚した！ それを見た鬼道さんが「それは俺の技だ！」と叫ばなくて本当に良かった。蒼い光球と化した宇宙ペンギン付きボールをヒロトと名前忘れたが水色髪の巨漢がツインシュート「スペースペンギン！」。皇帝ペンギン二号の宇宙バージョンが立向居たんを吹っ飛ばしてゴール！ 瞳子パパはヤバい目つきで喜んでるけど、早くも肉体的限界が迫ってきたよジェネシスメンバー。苦しみを押さえながらそれでも「父さんのため」とつぶやくウルビダたちを見て、キャプテンは完全に怒った。

「なんだよこれ……ヒロトですら…ジェネシスですら道具なのかよ！」
もちろん雷門イレブンもブチ切れ。決然とした面持ちで走り出したキャプテンはリミッター解除したウルビダを難なくかわし、ヒロトを鬼道さんとのワンツーでかわし、豪炎寺にパス。が、ジェネシスDFに阻まれて通らない。こぼれ球に執念で追いついた吹雪が再び豪炎寺にボールを送り、お前の魂受け取ったとばかりに豪炎寺渾身の爆熱ストームが放たれた。ちびっこキーパーはコースをそらすのが精一杯。バーに当たって跳ね返るボールを追ってイナズマ落としで宙に舞うキャプテン。シュートかと思いきや豪炎寺と吹雪へのパス。二人が放つ炎と氷のツインシュートはちびっこキーパーを吹っ飛ばしてゴール！ ３−３で同点に。名付けてクロスファイヤー！ ってなんか地味だなメガネ。ファイアブリザードでいいじゃん。ガゼルさんとバーンには悪いけど。こんな馬鹿なことが……と呆然顔の瞳子パパを冷ややかに見つめる紫男はやっぱりなんかの伏線なの？

「仲間がいるから強くなれる、これが円堂君のサッカーなのか？」
そんなんマジで感謝がBGMで鳴ってる辺りで理解しろよヒロト。お金じゃ買えない仲間という宝にマジで感謝するんだヒロト。今まで信じてきたモノとの兼ね合いもあってそう易々と認められないだろうけどさ。ウルビダと二人で「父さんのサッカーが最強なんだ！」と攻め上がったのも仕方ないか。決死の特攻隊モードで雷門イレブン全員かわしてスペースペンギンを放った。だがしかし。「止めてみせる、もう一点もやる訳にはいかないんだー!!!」立向居たん取ったー！ グレード４！ メガネの奴この先もグレード数UPで通すつもりだな！

立向居たんから綱海さんへ、そして壁山から木暮塔子たん土門一ノ瀬へとワンタッチで繋げたボールを鬼道さんがキャプテンにパス。なんかみんなやけにキラキラ輝いているぜ。ボールに込められたみんなの思いを感じとり、突如キャプテンは究極奥義ジ・アースに目覚めた。豪炎寺、吹雪と三人で信じられんほど空高く舞い上がり、三人で渾身のシュートを放った！ みんなの思いがこもったボール（たぶん地球）を思いっきり蹴り飛ばすのがサッカー戦士の愛情なんだね！ そういや昔誰かが蹴ったボールがでっかい地球になったと唄ってたね！ とある科学のレールガンめいた電磁波光線、でなく殺人シュートがジェネシスゴールに襲いかかる。ジェネシスメンバー（キーパー含む）を次々と吹っ飛ばして突き進み、ゴールに立ちはだかるヒロトとウルビダもぶち抜いてジェネシスゴールに深々と突き刺さった！ つーかよく破れなかったなゴールネット。ここで４−３、雷門の勝利で試合終了。

やったー！と歓喜に沸く雷門イレブン。瞳子監督の眼差しは意気消沈したジェネシス（ていうか弟のヒロト）に注がれていた。雷門イレブンを静かに見やり「これがサッカーなんだね、円堂君」とつぶやくヒロト。「勝ちたかった…お父様のために…！」と悔し涙をこぼすウルビダの姿に、はっと胸を衝かれた様子の瞳子パパ。ヒロトはキャプテンに歩み寄ってまっすぐ見つめ、ふっと表情を緩ませた。「仲間ってすごいんだね」「そうさ！ ヒロトにそのことがわかって貰えて嬉しいよ！」固く手を握りあうヒロトとキャプテン。熱い友情が戻った瞬間だった……戻るも何もいつ築いたんだか未だに不明だけどな熱い友情。そこへふらりと現れやがった瞳子パパ。お前達を今まで苦しめて悪かった、ってなんか知らんうちに改心してるー!?
「私はあのエイリア石に取り憑かれていた。お前の、いやお前のチームのおかげでようやくわかった。そう…ジェネシス計画そのものが間違っていたのだ……」と憑き物が落ちたような顔で語るパパ。「父さん…」「お父さん…」ヒロトと瞳子監督のパパへの好感度が５上がった！ それはさておきウルビダが凄い形相で立ち上がった。

「ふざけるな…！ これほど愛し尽くしてきた私たちを、よりによってあなたが否定するなー！」そして瞳子パパ目がけてシュートを放った〜！ ヒロトやキャプテンその場の面々が揃って「なんだってええぇぇ!?」顔で固まるなか、瞳子パパはボールを避けようともせず待ち受けている。どうなる次週！ いや明日か！

グランが流星ブレード決めたシーンから始まる今週の…いや先週のイナイレ。敵の強さに一瞬心が折れそうになるも、瞳子監督に檄を飛ばされてあっという間に立ち直る雷門イレブン。そして仲間のピンチについに吹雪が立ち上がる！ 豪炎寺のファイアトルネードパスに向かって走る吹雪「この一撃で僕は…オレは完璧になる！」だからそれにこだわるなー!? 案の定ジェネシスのチビっこキーパーにエタブリ取られたじゃん。いかん…プロキオンネットが洗濯ネットに見えて仕方ない。吹雪が空回りしてるなか綱海さんが立向居たんに一喝。「うつむいてるだけじゃなんにも解決しねえんだよ！」塔子たん木暮と三人でパーフェクトタワーかまして流星ブレードを止める綱海さんは本当にオトコマエだと思った。ってチャンスにトラップミスしてんじゃねー吹雪ー!? と叫んだであろう全国の皆様方の思いに呼応するが如く、豪炎寺の喝入れ説教ショットが吹雪のどてっ腹に決まったあぁぁ〜!? 「お前には聞こえないのか、あの声が」そんなこと唐突に言われても困るんじゃね吹雪。

「聞こえる……ボールからみんなの声が」そら見ろ。ボール君の声が聞こえるようになっちゃったじゃねーか。「完璧になるっていうのは、仲間と一緒に戦い、ひとつになることなんだ！」もこもこマフラーを投げ捨て、アツヤと融合した吹雪。おお、いつも眠そうでぼへーっとした表情がキリっと引き締まって見える！ 「お前は一人じゃない、仲間がいる」とボール君が脳内再生する豪炎寺の声を胸に、吹雪は新必殺技ウルフレジェンドを放った。ゴール！ チビっこキーパーのイオン洗濯ネットを突き破り雷門同点！ 立向居も頑張って流星ブレードをキャッチ。さっそくメガネがムゲンザハンドグレート２と命名。なんか究極奥義は立向居たんが諦めない限り何度でも進化するんだってさ。

一方鬼瓦刑事と部下たちはジェネシスへのエナジー供給を絶つべくエイリア石の区画に潜入し、これを停止させることに成功。しかしあまり意味がなかった。実はグランたちはエイリア石ドーピングしてなかったんだよ！ なんだってぇぇぇ〜!? な展開に。彼らはエイリア石ドーピングで強化されたレーゼさんやデザーム様を相手に練習することでジミチに強くなった普通人らしい。なにその雷門イレブン作成法。そしてグランその他二名の三人技スーパーノヴァが雷門ゴールに炸裂。進化したばかりの究極奥義があっさり破られたね立向居たん。でも諦めない限り無限進化するんだし気にしない気にしない！

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R.チャンドラーの衝撃ですっかり失念していたけど、以前ジェンチスキーの某※さんと話したネタ。EURO2008（対伊戦）および北京五輪時（対日戦）に司令塔に戦利品としてお持ち帰りされたアオイたん＆新伍の二名は、リアル日本代表の対戦成績その他諸事情考え合わせると2010W杯もお家に帰れない予感がするね。いや決勝Tでジノ様がなんとかすれば！と思ったが、恒例の予選番長っぷりを惜しみなく披露したオレンジさんにそのまま借りパクされるだけか。

◎12/6 のTさん
＞ええ、実にキャプ翼的に面白いチーム分けになりましたね。まさかチャンドラーとギロッポンに当たるとは。司令塔とはなんか最近、袖振り合うも多生の縁を越えたレベルで頻繁に顔合わせしてますね。良縁か悪縁か腐れ縁かは存じませんが。でも私は大喜び。
＞そうそう日本の試合会場、初戦が高地（黒い稲妻戦）・二戦は低地（司令塔戦）・三戦また高地（ギロッポン戦）ってなんかのイジメ？ そもそも高地であの（考え無し全員走れ走れ）フルマラソンサッカーやろうって作戦自体どうかしてると思いますよ。

オレンジ司令塔、R.チャンドラー、ギロッポン、ではなくオランダ、カメルーン、デンマークだったW杯GL組み分け。なんてこった…どこも勝てるイメージがまるでわいてこねえ。特にデンマークが厄介そう。今の日本代表ってこいつらのスタイル苦手だろ絶対に。オランダは予選番長なんでGLは大丈夫だろう、たぶん。いや今回は是非とも予選番長を卒業して本戦で大活躍して欲しい。スペインだって『予選だけ無敵艦隊』を卒業したんだ！ できるよ！ ←どーせダメだろうなあと思いつつ希望は捨てない

しかしこの組み合わせ……ついにキャプ翼W杯特別編でレイモンドチャンドラーの勇姿を拝める日が来たのか！ ←そんなこと誰も言ってねえ

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「エイリア学園の黒幕はお前だ！」
響木（元）監督……ついにボケたんか。瞳子監督連れて来たのアンタだろ。
全てはあの中（←宇宙船と思しき建造物）にあるわ、と断言する監督に素直について行く雷門イレブンの危機管理能力はどーなってんだ。車で無人の施設内を進んでいくうちに、RPGでお馴染みの、ここでイベント発生するよ！ってカンジの場所に到着。ようやく瞳子監督が重い口をちょびっと開く。なんかここ、吉良財閥の兵器研究施設なんだってさ。監督の父親が財閥総帥で、つまりここの黒幕らしい。あの大仏、夢は世界支配だったのか。その手段がサッカーってのもよーわからんが。エイリア学園と兵器研究の関係はエイリア石にあるんだって。ああ、あのアニメ二期冒頭で宇宙から落ちてきたアレね。

ところで吉良財閥総帥の娘なら政財界でも知られた存在だろうに。なんで鬼道さん夏美たん塔子たんといったセレブな方々は今まで気づかなかったん？ 監督もしかして大仏の隠し子？

とか考えてると、けいびロボが五たい　あらわれた！ とりあえず倒した！ 器物損壊を問われる前に先を急ぐとがらんとした空間に辿り着いた。と思ったら背後の扉がバタン。実にイヤーな予感が室内に漂うなか、上空に光り輝く大仏ホログラムがあらわれた！ ぜんぜん神秘的じゃない。雰囲気台無し。そいつがなんか勝手にプレゼンテーション始めた。過去映像しょっぱなからレーゼさんか……なにもかもが懐かしい。てかこいつ今どこでなにしてんだろ。

「さて今日は、謎に包まれたエイリア学園の衝撃の真実をお話いたしましょう」

なんか「衝撃！ 宇宙人はいた…Xファイルの真実！」とか「驚愕！ デザーム様の実年齢！」という風な安っぽい週刊誌やテレビ特番のアオリめいたものを感じる。

「実は宇宙人ではないのです！」
「えええぇぇぇ―――!?」「そ…そんな……」

キャプテン……なにを今さらな感が否めないんだけど。

大仏の説明によれば5年前隕石が富士山麓に落ちてきて、中から人間の潜在力を最大限に引き出す物質が発見されたんだって。で、それを勝手にエイリア石と名付けたってワケ。「この石の力で強化戦士を作ろうぜ」と持ちかけたところ、財前総理にあっさり断られた、と。廃ソルジャー（だっけ？）の力を総理に見せつけるべく選んだ手段がサッカー。てなんでやねん。総理がサッカー好きだからだと!? 総理が病的なクリケット愛好家とか鳴鐘術マニアじゃなくて良かったなマジで！

瞳子監督はその廃ソルジャー計画を阻止するために雷門イレブンを率いてきたんだけど、それも大仏パパの計画内で、結果として最強ジェネシス完成のための対戦相手を鍛え上げるのに利用された形に。ま、いいんじゃない？ 雷門が勝てばさ。エイリア石ドーピングなしで最強チームに勝った雷門イレブン……そうだこいつらにエイリア石使えば真の最強ソルジャー完成じゃん！とか最悪オプション持ち出すんじゃねーよ大仏。

ジェネシス戦前に瞳子監督のありがたいお言葉。
「あなたたちは地上最強のサッカーチームよ。だから私の指示はただひとつ。勝ちなさい！」
「はいッ!!!」

作戦丸投げ好きにしろ宣言にイキイキと応えるイレブン。
まあ超次元で熱血サッカーだし問題ないって！

って実況角馬いつのまに――!? エイリア本拠地に単身潜入し当たり前のよーに実況している……真の地上最強戦士を見た気分だ。いやいやマジで。